シティ、ユナイテッドの物議ゴールに憤慨!チェフは「試合理解してない」

プレミアリーグ第20節、マンチェスター・ダービーがオールド・トラッフォードで行われた。

後半15分にシティがジャック・グリリッシュのゴールで先制するも、後半23分にブルーノ・フェルナンデス、後半37分にマーカス・ラッシュフォードが得点を奪取。ユナイテッドが2-1で逆転勝ちする結果となった。

そうしたなか、ブルーノ・フェルナンデスの同点ゴールが物議を醸している(以下動画1分29秒から)。

ブルーノはオフサイドではなかったが、その前にいたラッシュフォードはオフサイドの位置にいた。彼はボールタッチこそなかったもののプレーに関与したが微妙なところ。

この得点を認めた判定に元チェルシーGKペトル・チェフは反発。「ユナイテッドの同点ゴールは、ルールを作る人間が試合を理解していないことを証明したに過ぎない」とツイートしたことが話題になっている。

一方、両チームの指揮官はこう述べていた。

エリック・テンハフ(ユナイテッド監督)

「逆の見方もできる。ルール上、相手の最終ラインが混乱する瞬間だ。

ただ、ルール的にはマーカスはボールに触れなかったし、干渉もしなかった。

ブルーノはその後ろから入ってきた。ただ、逆の見方もできる」

ジョゼップ・グアルディオラ(シティ監督)

「ラッシュフォードはオフサイドだったが、ブルーノ・フェルナンデスはそうではなかった。

ラッシュフォードは我々のGKとCBの注意をそらした。そういうことだ。

我々はどこでプレーしたかを分かっている。こういうスタジアムでレフェリーをするのは難しい」

ブルーノ本人は「自分はゴールに向かっていたので、マーカスは僕のほうがいい位置にいることが見えていた。僕らのどちらかがオフサイドか否かというのは分からなかった。自分の近くにいたのはDFひとりだけだった」とコメント。

一方、シティDFマヌエル・アカンジは「あの同点ゴールはお笑いだ。あれが許されるなんてありえない。彼がボールに触れていないのは分かるが、30メートルも走って、ボールを追いかけた。明らかにオフサイドだ。レフェリーはその状況を見ようともしなかった。今年初めに説明を受けた時は明らかなオフサイドだと思ったが、そうじゃなかった」、ナタン・アケも「非常に腹立たしい。彼はプレーに干渉した。GKとDFに何ができたのか。彼はフェルンデスがシュートする1秒前までそこにいたんだからね。彼は明らかに干渉したのにレフェリーは得点を認めた」と不満げだった。

【関連】プレミアリーグ、Twitterファンが選んだ「史上最強イレブン」

なお、この日はシティとリヴァプールがともに敗戦。土曜日のプレミアリーグで両チームが負けるのは2013年3月以来10年ぶりのこと。

© 株式会社ファッションニュース通信社