航行不能の海上自衛隊護衛艦「いなづま」のえい航始まる

山口県の沖合で自力航行できなくなっていた海上自衛隊の護衛艦「いなづま」のえい航が、15日朝から始まりました。

15日午前7時50分ごろ、航行不能になった護衛艦「いなづま」は、広島県尾道市因島にある民間の造船所へ向けて、民間のえい船に引っ張られる形で、えい航されています。

山口県周防大島沖の浅瀬で今月10日に座礁した「いなづま」は、損傷部分から油が流出するなど現場から動けない状況が続いていました。

海上自衛隊では、13日、漏油がとまり、新たな油の流出がないことを確認したことから、15日朝から、尾道市因島にある民間の造船所へ向けてえい航を始めました。

15日夕方にも、造船所周辺に到着し、16日ドックに入れて海上自衛隊の事故調査委員会が本格的な調査を行うということです。

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