『世界の都市総合力ランキング』2022年版は発表!国内ランクインは東京3位、大阪37位、福岡42位の3都市

グローバルな視点からの〝都市戦略研究〟に取り組む森記念財団都市戦略研究所。同研究所では2008年の設立当初から毎年、『世界の都市総合力ランキング』Global Power City Index (GPCI)を公開しています。今回、同ランキング2022年版をみていきます。

首位は11年連続でロンドン、上位5都市の順位変動ナシ

第1位ロンドン、第2位ニューヨーク、第3位東京、第37位大阪、第42位福岡━━━。森記念財団都市戦略研究所(竹中平蔵所長)は昨年12月14日、『世界の都市総合力ランキング』(Global Power City Index, GPCI)2022年版を発表した。

同ランキングは、「国際的な都市間競争において人や企業を惹きつける『磁力』は、各都市の総合的な力によって生み出される」という考えに基づいて作成された。

世界の主要48都市の『総合力』として、経済分野、研究・開発分野、文化・交流分野、居住分野、環境分野、交通・アクセス分野の6分野において複眼的に評価した上でランクング化している。2008年にスタートした同ランキングは今回、15回目を迎える。

2022年版の総合ランキングにおける第1位は、11年連続でロンドンだった。次いで第2位にニューヨーク、第3位に東京がランクインした。第4位のパリ、第5位のシンガポールを含めた上位5都市の順位において前年との変動は無かった。

第42位福岡の居住、環境、交通・アクセスは、ランキング中位

日本でランクインした都市は東京、大阪、そして福岡の3都市。
『世界の都市総合力ランキング』(GPCI)2022年版の総合順位において、福岡は前年と同じく第42位だった。

福岡の分野別ランキングをみてみると、経済分野で第39位(前年38位)、研究・開発分野で第34位(同33位)、文化・交流分野で第46位(同46位)、居住分野で第28位(同26位)、環境分野で第25位(同27位)、交通・アクセス分野で第31位(同36位)だった。

分野別ランキングに関して、『GPCI』2022年版では、「COVID-19の流行がもたらした都市を取り巻く環境の変化に応えるように、6分野における都市の力関係も以前とは異なるものとなった」とする。

福岡においては、居住分野や環境分野、交通・アクセス分野に関しては、世界の主要48都市中で中位となるランキング評価を得ている。
一方、経済分野や研究・開発分野、文化・交流分野は下位のランキング評価となっており、これらの分野における強化策が今後注目される。

(出典:森記念財団都市戦略研究所『世界の都市総合力ランキング』(Global Power City Index, GPCI)2022年版)

【 参照サイト 】
森記念財団都市戦略研究所『世界の都市総合力ランキング』(Global Power City Index, GPCI)2022年版
https://www.mori-m-foundation.or.jp/pdf/GPCI2022_summary.pdf

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