山口県の沖合で自力航行できなくなっていた海上自衛隊の護衛艦「いなづま」が、広島県尾道市因島にある民間の造船所にえい航されました。
和田カメラマン
「船に引っ張られる形で、護衛艦「いなづま」の大きな船体が、島々が並ぶ穏やかな海の上をゆっくりと運ばれています。」
山口県周防大島沖の浅瀬で今月10日に座礁した、護衛艦「いなづま」は、損傷部分から油が流出するなど現場から動けない状況が続いていました。
海上自衛隊では新たな油の流出がないことを確認したことから、15日朝から、尾道市因島にある民間の造船所へ向けてえい航を始めました。
そして午後5時過ぎに、造船所周辺に到着し、16日ドックに入れて海上自衛隊の事故調査委員会が本格的な調査を行うということです。