大学入学共通テスト2023、理科・生物の分析速報 難易度や予想平均点は、大学入試

生物の問題分析

 大学入学共通テスト2日目は2023年1月15日、全国一斉に行われた。大手予備校河合塾による各教科科目の問題分析を速報する。理科②の生物の分析は以下の通り。

生物の分析

 大問数とマーク数は2022年と変わらず、教科書の各分野から幅広いテーマで出題された。大問中に複数分野の設問を含むものもあり、選択肢数の多い設問が多かった。仮説を検証するための実験を考える問題が複数出題され、与えられた情報が多くデータ処理が難しい問題もあった。全体として高度な思考力が必要とされ、受験生にとっては解きにくかったと思われる。

2023年の難易度は「難化」

 与えられる情報が多く、読解力と高度な思考力を必要とする問題が増加した。仮説を検証するための実験を考える問題も複数出題され、正誤の判断に迷うような紛らわしい選択肢も多かった。

⇒【難易度・過去平均点】数学や英語 難易度は…全科目一覧

出題傾向の分析

 教科書の各分野から幅広いテーマで出題された。また、大問中に複数の分野の設問を含む問題も多く、会話文に基づいた問題も出題された。思考力・判断力を必要とするような考察問題の割合が高く、受験生が初めて目にするような実験のデータなどを扱った問題も多かった。

出題分量

 大問数とマーク数は昨年と同じであり、全体的な分量もあまり変わらなかった。

2023年度入試の予想平均点は?

 大手予備校河合塾による予想平均点は、5教科7科目で文系型が543点、理系型555点だった。

⇒科目別の予想平均点はこちら

⇒理科2で得点調整の可能性…河合塾の予想

生物の問題・解答

⇒各科目の問題と正解一覧はこちら

各教科科目の分析

■2日目

⇒【数学1】数学1A

⇒【数学2】数学2B

⇒【理科1】物理基礎

⇒【理科1】化学基礎

⇒【理科1】生物基礎

⇒【理科1】地学基礎

⇒【理科2】物理

⇒【理科2】地学

⇒【理科2】化学

⇒【理科2】生物

■1日目

⇒【英語】リーディング

⇒【英語】リスニング

⇒【国語】

⇒【地理歴史】世界史B

⇒【地理歴史】日本史B

⇒【地理歴史】地理B

⇒【公民】現代社会

⇒【公民】倫理

⇒【公民】政治経済

⇒【公民】倫理,政治経済

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