小海(新井中出)快走1区で区間賞 全国都道府県対抗女子駅伝

 皇后盃第41回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会が15日、京都市内の9区間42・195キロで争われ、1区(6キロ)にふるさと選手で出場した新潟の小海遥(はるか)選手(19、第一生命グループ、新井中―宮城・仙台育英高出)が区間賞の快走を見せた。

小海遥

 同選手は先頭集団に付け、残り1キロ付近で前に出てスパート、2位の愛知に10秒の差を広げ、第2走者にたすきを渡した。タイムは19分6秒。新潟県勢の1区区間賞は初めて。「区間賞は目標にしていなかったが、新潟の中学生や高校生に上の順位で走ってもらいたいので、上位で持ってこられてうれしかった」と笑顔を見せた。
 沿道で見守った、新井中陸上競技部時代の恩師、北川智也さん(38、現十日町下条中教)は「すごい走り、感動した。よく頑張った」と興奮冷めやらぬ思いで話した。
 小海選手は実業団・第一生命グループ(東京)の2年目。昨年10月の全日本実業団女子駅伝予選で区間賞、11月の全日本実業団対抗女子駅伝ではエース区間で区間4位と好走、調子を維持していた。

1区をトップで激走する小海選手(提供写真)

 新井中時代に北信越中学大会女子1500メートル1位、全国都道府県対抗女子駅伝で区間6位に入るなど中長距離で活躍。仙台育英高に進み、2年時に全国高校駅伝と全国都道府県対抗女子駅伝で区間賞をマークした。
 新潟は最終的に28位でゴール、5年ぶりに20位台に入った。大阪が8年ぶり4度目の優勝。

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