横浜で9月に国内最大級防災イベント 最新の知見や備えのヒント共有へ

横浜市内に残る関東大震災の遺構を巡る研究者ら。100年に合わせた街歩きの企画を練っている=2022年10月、同市中区

 関東大震災から100年を迎える今年9月に横浜で、国内最大級の防災イベント「防災推進国民大会(ぼうさいこくたい)」(内閣府など主催)が開かれることになった。県内では同月を中心に、小田原や平塚などでも防災関連の行事が企画されている。災禍の教訓継承とともに、地震への備えをあらためて考える一年となりそうだ。

 ぼうさいこくたいは東日本大震災を教訓として2016年にスタート。これまで東京都や名古屋市、岩手県釜石市などで開かれ、22年の神戸市会場には2日間で約1万2千人が来場した。

 8回目となる今年初めて神奈川で開かれることになり、9月17、18の両日、横浜国立大(横浜市保土ケ谷区)が会場に決まった。専門家や市民団体、災害ボランティアによる展示やシンポジウム、体験学習などを通じて、最新の知見や備えのヒントを共有する場となる見通しだ。

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