日本酒の「寒仕込み」最盛期 広島・三次市の山岡酒造

三次市の酒造メーカーで、日本酒の寒仕込みが最盛期を迎えています。

日本酒「瑞冠(ずいかん)」の製造で知られる三次市甲奴町の山岡酒造です。

寒さが募るこの時期、寒仕込みが本格化しています。作業にあたっているのは杜氏や蔵人など5人です。

300キロの酒米を蒸して冷まします。

このあと麹菌をふりかけて麹を作ります。酒母と蒸した米、麹などを混ぜ合わせる作業を3回に分けて進めます。

日本酒は気温が低いと穏やかに発酵します。それでも味を決めるのが難しい半面、職人の技で良質な酒に仕上がるということです。

山岡酒造 山岡克己社長
「比較的12月が気温が低い時期が安定して続いてましたんで、今ちょうどお酒も順調に発酵していて、おいしいお酒になりつつあります。お燗をして飲んで頂いてもたいへんおいしい、広島のお酒『瑞冠』もできてますんで、ぜひ皆さん楽しんでください」

仕込んだお酒は3月から5月に店頭に並ぶということです。

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