PTSDの短期治療プログラムが開発 ウクライナで戦う人々に使用の可能性も

PTSD(心的外傷後ストレス障害)を数週間で治すセラピーが開発された。同病気を患う退役軍人をわずか3週間で治療するプログラムで、戦争中の辛い思い出と直接向き合う、長期暴露(PE)療法となっている。

PTSD患者の60%以上で症状が緩和されたPE療法についてアメリカの学者は、イラクやアフガニスタンの戦争に行った退役軍人、更に現在ウクライナで戦う人々にも用いられるだろうと話している。

同療法で退役軍人らは、通常なら回避行動を起こすとされる戦争中の自身の体験を話すこととなる。

テキサス大学のアラン・ピーターソン博士は「短縮した治療法は全ての人にとって有効なものではないかもしれません。しかし軍事体験に応じた短縮フォーマットは注目すべき結果を出しており、PTSDの永続的な改善が見られました」と語った。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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