スーパーシティ化計画!自動運転バスや駅前再開発も…和光でまちづくり考えるシンポ「一緒に考えて」

和光市役所=埼玉県和光市広沢

 埼玉県和光市は23日午後3時から、同5時まで、同市広沢の市民文化センター「サンアゼリア」で「和光市版スーパーシティ構想・まちづくりシンポジウム」を開催する。シンポは入場無料で申し込み不要。定員約400人。

 同市版スーパーシティ構想は、「埼玉版スーパー・シティプロジェクト」の一環。都市の拠点や基盤を整備するとともに、高齢化社会に向け、誰もが自由に移動できる社会を目指すため、コンパクトとスマート、レジリエントの三つの要素で持続可能なまちづくりを推進する。

 具体的には、自動運転バスやシェアサイクル、コミュニティーバスなどをアプリを活用し、市内の移動の最適化を目指すほか、商業施設や住宅を兼ね備えた高層ビルや駅前広場など和光市駅北口の再開発、254号バイパスの延伸に伴う外環インター周辺の区画整理事業などに取り組む。

 同シンポ当日は、埼玉大学工学部教授で、埼玉県内のスーパーシティプロジェクトの在り方や骨格を検討する「埼玉版スーパー・シティプロジェクト有識者会議」(座長、成田健一・日本工業大学学長)の委員を務める久保田尚氏が「スーパーシティから考える都市の未来」と題して基調講演を行う。

 第2部は「和光市のまちづくりを考える~和光市版スーパーシティ構想の実現に向けて~」をテーマに、福島大学の准教授で、和光市の公共交通の在り方を検討する「市地域公共交通会議」の会長を務める吉田樹、国土交通省北首都国道事務所所長の佐藤真平、埼玉県環境部環境未来局長の横内ゆり、市長の柴崎光子の4氏がパネルディスカッションする。

 市は「シティ構想に関する市民への周知を図るとともに、この機会に多くの市民に参加してもらい、まちづくりを一緒に考えてほしい」と参加を呼びかけている。

 問い合わせは同市政策課(電話048.424.9086)へ。

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