「優勝できる体制整った」V長崎とヴェルカ J1・B1へ 髙田会長が決意表明

V長崎の髙田会長兼社長(中央)ら、V長崎と長崎ヴェルカの新役員=ホテルグランドパレス諫早

 サッカーJ2のV・ファーレン長崎とバスケットボールB2の長崎ヴェルカは15日、諫早市内で新体制発表会を開き、両クラブの代表取締役会長でV長崎の社長も兼ねる髙田旭人氏が「J1、B1に行って、優勝して自分たちの価値を高める。経営側も覚悟を持ってやる。それが実現できる体制」と決意を述べた。
 V長崎の今季スローガンは「行くぞ、J1!すべてをJ1レベルへ。」と発表。髙田社長は会見で「チャレンジして言い続けることが大事だと思った。すべての思いを言語化した」と説明した。
 さらに、本拠地のトランスコスモススタジアムを4度満員にすると宣言。その後の決起集会で、千葉との開幕戦でスローガンが書かれたTシャツを配布すると発表した。
 V長崎の決起集会は同市の諫早文化会館で、3年ぶりにサポーターを入れて開催。髙田明サッカー夢大使によるトークショーが行われた。前半は「長崎を知る男たち」と題し、チームに復帰した名倉巧、フアンマ・デルガド、取締役兼クラブリレーションズオフィサーに就任した高木琢也氏らが登壇。髙田夢大使が「2017年はフアンマ選手が11点取ったけど、前田(悠佑アカデミーダイレクター補佐)くんは昇格を決めた試合の1点だけで有名になったよね」と話し、詰めかけた1200人のファンの笑いを誘った。後半は新加入選手9人と軽妙なやりとりを繰り広げた。
 この日は諫早神社で必勝祈願も行い、J2優勝とJ1昇格に向けて士気を高めた。


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