新年特集=LCCM住宅でカーボンニュートラルから「カーボンポジティブ」へ、住宅による攻めの脱炭素が本格化

大手住宅メーカーによる『脱炭素』の取り組みが加速している。2021年度のZEH供給率(プレハブ建築協会住宅部会住生活向上推進プラン2025)は66・9%。各企業の実績でも概ね5割超がZEHとなり、普及期に入ったといっても良いだろう。

現在、大手住宅メーカーが普及に取り組んでいるのが、居住時のカーボンニュートラル(マイナス)を目指したZEHに加えて、建築時と廃棄時に排出されるCO2も含めてトータルでCO2収支をマイナスにする「LCCM住宅」だ。普及するほどCO2削減につながる。LCCM住宅に対して「まるで木を植えるように住まいを建てる」と例える住宅メーカーもいる。

カーボンニュートラルからカーボンポジティブへ――、住宅業界による『攻め』の脱炭素が動き始めた。

© 株式会社住宅産業新聞社