M-1王者・ウエストランド、初のレギュラー冠番組で各界の刺客と対決!

ABCテレビでは1月21日に、ウエストランド(井口浩之、河本太)の初のレギュラー冠番組「VSウエストランド」(土曜深夜0:05、関西ローカル)がスタートする。

結成15年目にして、昨年「M-1グランプリ」で第18代王者となり、一夜にして“日本一”の称号を手にするも、その毒のある漫才で多くの反感を買った前代未聞の王者・ウエストランド。「VSウエストランド」では、結成以降、常に人や社会に毒づいてきた彼らに物申したい各界の刺客たちが、さまざまなジャンルで対決を挑んでくる。ウエストランドはそんな刺客と無事和解できるのか? それとも、さらに溝を深めることになるのか!?

番組のスタートに、井口は「本当に始まるんだ、本当にあるんだっていう感じです。『M-1』王者になった直後に発表されたんで、番組があるのか怪しく思ってたんですが、ありましたね!」と、冠番組ということで当初から疑っていたことを明かすと、河本も「僕たちの冠番組が始まるんだって、夢にも思ってませんでしたからね」と頷く。

「M-1」優勝以降は「ありがたいことに忙しくさせてもらっています」という井口だが、「僕は正直、昨年の下半期くらいから忙しくさせてもらっているんですけど、本当のドリームをかなえたのは河本ですからね!」と、ピンの仕事よりもコンビでの仕事が増えたことを説明。すると河本も「そうですね、出演本数でいったら爆上がりしてるはずなんで、今年のブレークタレントは井口より僕がなる可能性が高いですね(笑)」と飄々(ひょうひょう)とした表情。

また、「VSウエストランド」のテーマである“対決”について、井口は「そもそも対決したくないって言ってるんだから。そのうちホントの対決とかさせられるのが嫌です。不安でしかないです! 仲良くしていきたいと思ってるのに、なんで対決させられなくちゃいけないんだ、どういうつもりなんだ! 結局、対決なんだから仲良くはならないんだから。どんどん敵が増えるだけなんだから!」とネタさながらに畳みかける。

一方の河本も「正直言いますけど、さっき初回放送分を撮って対決させられて僕、すごく傷ついてるんですから…やりたくない!」と言いながらも、「でも強いて言うなら子どもとかと“お絵描き対決”とかね」と今後対戦してみたい相手を挙げると、井口は「誰が見るんだよ! 子どもはかわいいけど! でも、そういう回があってもいいか。このままいったら、『こいつ本当にあのネタのまんま、いろんな人と戦いまくってる嫌なヤツじゃないか』ってなりますから。子どもたちと楽しく“お絵描き対決”とか“しりとり対決”とかそういうのをやっていけたらなって思いますね。でも、そうしたいと言えば言うほど、どうせ遠ざかっていくんですから…」と、早くも自分たちに定着しつつあるキャラクターに関する悩みものぞかせた。

初回放送の対戦相手は、さまざまな人気バラエティー番組を世に送り出しているテレビプロデューサーの佐久間宣行氏。佐久間氏がプロデュースを始めた新しいアイドルグループ・ラフ×ラフのメンバーが参戦し、「M-1」で井口が提唱した“アイドルはうそをついている”といった偏見を検証するために、真っ向勝負を展開する。

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