
山形市はこのほど、高齢者のヒアリングフレイル(聞き取る能力の衰え)を早期に予防しようと、山形大や市医師会、山形県言語聴覚士会、民間企業と連携した事業を始めた。早期発見から補聴器購入補助、効果の分析までをつなぐ先進的な取り組みとしている。
市は昨年12月に事業を始め簡易検査を2カ所の公民館で開いた。65歳以上の市民が対象で、民間企業の語音聴力チェックアプリを使い計85人が参加した。
仮名1文字の音声を聞き取り正解率60%未満の人は言語聴覚士と面談。医療機関で補聴器が必要と診断され認定店舗で購入すると、住民税非課税の人には最大4万円まで購入費を補助する。