長期金利、2日連続で上限超え 一時0.510%

 週明け16日の国債市場で、長期金利の指標となる新発10年債(369回債、表面利率0.5%)の利回りが一時、前週末よりも0.010%高い0.510%を付け、2営業日連続で日銀が金融政策運営の上限とする水準を突破した。日銀が前月に続いて政策修正に踏み切るとの思惑が強まっており、市場での攻防が激化している。

 国債の価格が上がると利回りは低下し、価格が下がると利回りは上昇する。市場では、日銀が17、18日に開く金融政策決定会合で長期金利の上限を再び引き上げることを見込み、国債を売る動きが強まっている。

 16日の新発10年債の終値利回りは前週末と同じ0.500%。

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