大学入学共通テスト受験生が自己採点 平均点は前年を大きく上回る見通し

大学入学共通テストから一夜明け、仙台市青葉区の予備校では自己採点が行われました。2023年は、5教科7科目の平均点が2022年を大きく上回るとみられています。

青葉区の河合塾仙台校では16日朝、受験生が集まり大学入学共通テストの自己採点を行いました。

受験生「まだドキドキして落ち着かないですね。地理はかなり難しくて、点数もそんなに取れていなかったんですけど、国語は難しかった割に点数が取れていたのですごく安心しました」「コロナ禍ということもあって、体調管理とかにも気をつけて臨むことができたので、ひとまずほっとしてはいますね。数学が2022年よりはやりやすかったので、まあ手応えはあるかなって思います」

河合塾によりますと、5教科7科目の平均点は文系で2022年より36点高い543点、理系も45点高い555点と2022年を大きく上回ると予想しています。

2022年は数学の無難易度が非常に高く、平均点を下げる大きな要因となりましたが、2023年は解きやすくなり、数学ⅠA、数学ⅡB共に2022年よりも平均点が20点程度高くなると見込んでいます。

河合塾仙台校渡邉貴吉校舎長「共通テストも3年目を迎えて、出題の形式であったり内容とかもだいぶこう安定してきたなっていう印象があります。数学ⅠA・ⅡB両方ともなんですが、計算量自体が少なくなりましたので、そこも解きやすかった要因になっていると思います。生徒さんも2022年よりは時間も上手く使えたし、読解もできたっていう声が多く聞かれました」

病気やけがなどやむを得ない理由で受験できなかった人は、28日と29日に追試験が行われます。

国公立大学の2次試験の前期日程は、2月25日から行われます。

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