山口県周防大島沖で航行不能になっていた海上自衛隊の護衛艦「いなづま」がえい航され、因島の造船所に到着しました。今後本格的な調査が行われる予定です。
16日午後2時ごろ、停泊していた因島沖から造船所に向けたえい航が始まり造船所に到着しました。
護衛艦「いなづま」は山口県周防大島沖の浅瀬で今月10日に座礁し、スクリューの損傷部分から油が流出するなどしていたため現場から動けない状況が続いていました。
海上自衛隊は油の流出がないことを確認したため、15日に尾道市の因島沖までえい航しました。
「いなづま」は17日以降ドックに入る予定だということで、海上自衛隊の事故調査委員会による本格的な調査が行われるほか、損傷部分の修理が行われるということです。
海上保安庁は引き続き業務上過失往来危険の疑いで捜査をすすめています。