山口県沖で航行不能となった海上自衛隊の護衛艦「いなづま」です。きのう(15日)は、尾道市 因島沖までえい航されましたが、きょう(16日)午後、造船会社に入港しました。
護衛艦「いなづま」は、15日午後2時前、えい船にひかれ、再び動き出しました。
「いなづま」は今月10日、広島県の因島で点検を終えて試験運転中に、山口県の周防大島沖で航行不能となりました。
防衛省などによりますと、浅瀬の岩などにぶつかったことが原因とみられ、スクリューが正常に動かなくなり、船体にも亀裂やへこみが確認されています。
15日は、尾道市の因島沖までえい航され、停泊していた「いなづま」は、16日午後3時前、事故前に点検で入っていたジャパン・マリンユナイテッド因島事業所に入港しました。
引き続き、事故の調査などが行われる見通しです。
事故をめぐっては、海上自衛隊が事故調査委員会を設置し、自ら原因調査を進めているほか、海上保安庁が業務上過失往来危険の疑いもあるとみて調べています。