寒ざらしそば清流で仕込み 道の駅のそばまつりで提供 那須

寒ざらしそばの仕込み作業を行う組合員

 栃木県那須町の道の駅「東山道伊王野」を運営する東山道伊王野ふるさと物産センター組合は15日、栃木県と福島県の境を流れる三蔵川(さんぞうがわ)の源流で寒ざらしそばの仕込み作業を行った。

 ソバの実を1週間ほど冷水にさらした後に約10日間天日干しすることで、あくが抜けて甘みや風味が増すという。この日は組合員4人が作業に当たり、地元産のソバの実約800キロを小分けして詰めた網袋を清流に沈めていった。

 寒ざらしそばは2月10〜19日、同駅で開く「寒晒(ざら)しそばまつり」で提供される。同組合の三森忠一(みもりちゅういち)組合長(71)は「豊作だったこともあり、味も期待できる。多くの人に味わってほしい」と話していた。

 

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