作新体操部男子が奨励賞 バレー女子の科技宇都宮も選出 栃木県高校スポーツ賞

全国高校総体体操男子団体準優勝の作新

 本年度の県高校スポーツ界で優秀な成績を収めた選手や団体、指導者を表彰する「第64回県高校スポーツ賞」(県高校体育連盟、県運動記者クラブ主催)の受賞者が16日、発表された。団体が対象となる「高校スポーツ奨励賞」に全国高校総体(インターハイ)で準優勝を飾った体操男子団体の作新学院、全国高校定時制通信制体育大会で同じく準優勝のバレーボール女子の科技宇都宮が選出された。「優秀選手賞」はインターハイ体操男子個人総合で優勝した谷田雅治(たにだまさはる)(作新学院)ら3選手が選ばれた。

 県高校スポーツ賞は本県高校スポーツの振興に貢献した選手、指導者の顕彰を目的に1959年に創設。同日までに開かれた選考会には県高体連、県教委、県運動記者クラブ加盟社の代表者らが出席し、各種大会の成績などから各賞の受賞者を決めた。

 本年度は全国大会で優勝したチームが現時点でないため、メインの賞となる「高校スポーツ賞」の該当が2年ぶりになかった。

 高校スポーツ奨励賞受賞の作新学院は、インターハイ体操男子団体で合計244.695点の高得点を記録し、県勢の過去最高となる準優勝を達成。全国高校定通制バレーボール女子の科技宇都宮は3大会連続となる準優勝に輝き、強豪への成長を示した。

 優秀選手賞は体操男子の谷田のほか、インターハイ重量挙げ男子102キロ超級優勝の塚田直人(つかだなおと)(小山南)、同女子76キロ級優勝の千野虹(ちのなな)(栃木翔南)が受賞した。

 「優秀監督賞」には作新学院体操部の谷田治樹(たにだはるき)監督、小山南ウエートリフティング部の青木延明(あおきのぶあき)、栃木翔南同部の須藤博道(すとうひろみち)監督を選出。各競技の発展や生徒の育成に尽力した指導者に贈る「特別功労賞」には、卓球の半田春彦(はんだはるひこ)=宇都宮工教諭、柔道の阿久津博之(あくつひろゆき)=真岡工教諭、ホッケーの早川悦仙(はやかわよしのり)=今市工教諭=の3氏を選んだ。

 表彰式は24日に宇都宮市内で行われる。

■受賞者

 【スポーツ奨励賞】▽作新体操部 谷田雅治、小野凉城、杉山諒将、川口雄飛、松山侑雅、柏木寅瑠▽科技宇都宮バレーボール部 土屋絵里、石井朱美、遠藤夏那絵、伊藤澄香、福田雅、小宮山瑞葉、岸見優、飯田美、澤村莉羽、菊地愛々、矢口璃桜、藤本佳礼奈、森山紫音、藤田宙華

 【優秀選手賞】▽谷田雅治(作新、体操)▽塚田直人(小山南、重量挙げ)▽千野虹(栃木翔南、同)

 【優秀監督賞】▽谷田治樹(作新、体操)▽青木延明(小山南、重量挙げ)▽須藤博道(栃木翔南、同)

 【特別功労賞】▽半田春彦(宇工、卓球)▽阿久津博之(真工、柔道)▽早川悦仙(今工、ホッケー)

全国定通信制バレーボール女子準優勝の科技宇都宮
谷田雅治
塚田直人
千野虹

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