【Catch the Moment ②】トウモロコシ畑と鈴木誠也

大きなフィールドで、一球一球何が起こるか分からないのが野球。試合中の最高の瞬間を捉えるのは困難である。その中20年以上MLBカメラマンとして活躍する田口有史がこれまで捉えた「最高の一瞬(Moment)」を一話一枚ずつ紹介する。

どこまでも続くトウモロコシ畑。アメリカの原風景とも言えるような場所にその球場はある。映画「フィールド・オブ・ドリームス」のロケ地となったアイオワ州ダイアーズビルにMLBが公式戦をするために夢の球場を作った。

そこに今年は日本人として初めて鈴木誠也選手が登場する。どんな写真で、そのトウモロコシ畑と鈴木誠也選手を見せられたら雰囲気が伝わるか。幸いなことに試合前にその映画のロケで使われた球場に選手たちが見学に行くという。

快くトウモロコシ畑で撮影に応じてくれた鈴木選手。そこから、映画に出てくる選手のようなレトロ感を出すためにセピア調少々加工させてもらった。

How to “Catch the Moment”

試合の動きを追いかけるのが普段の撮影だが、このように写真を加工して、伝えたい雰囲気をより際立たせるのもたまには良い。古き良き時代のイメージと現代の選手が融合した雰囲気のある写真になったと思います。

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