岡山市教委は17日、2024年度教員採用試験の概要を発表した。受験可能な年齢を従来の50歳未満から60歳未満に広げて7月に1次、8月に2次を行い、9月下旬に結果を通知する。新たに採用した教員に毎月支給する独自の初任給調整手当を設け、志願者数の増加と優秀な人材の確保を目指す。
若手の処遇改善を目的とする初任給調整手当は、教諭（養護教諭、栄養教諭を除く）に採用後5年間毎月2500円、常勤講師に45歳の年度末まで毎月千円を支給する。
本試験とは別日程で秋に行う教職経験者の特別選考では、従来受験できなかった県内他市町村の公立学校の現職を対象に追加。2月に詳しい日程や試験内容を公表する。県教委も24年度採用試験の特別選考で岡山市立学校の現職を対象に加えている。
子育て、介護などで離職した市立学校元教諭が対象の特別選考も新設。本試験と併せて実施し、1次の一部を免除する。
問い合わせは市教委教職員課（086―803―1563）。
