「聖闘士星矢」新作イベント ダンディ坂野〝ゲッツ流星拳〟で小島よしおとの一発屋対決制す

人気シリーズ最新作のセカンドシーズン「聖闘士星矢:Knights of the Zodiac バトル・サンクチュアリ」が元日から各配信プラットフォームで展開中であることを受け、お笑いタレントのダンディ坂野、小島よしおが17日、都内で記念イベントを実施した。

ダンディは「レジェンド芸人として参加できてうれしい」、小島は「小学校の頃、よくダイヤモンドダストを繰り出していて、空気的にダイヤモンドダストになるときがある(笑)自分を作ってくれている一つの作品」と、両者とも小宇宙(コスモ)みなぎる様子で意気込み、イベントがスタートした。

「聖闘士星矢」への印象をダンディは「自分の世代は少し上になるが、ファミコン世代でゲームやっている人が多かった。当時はファミコンを持っておらず友達がうらやましかったので、今日は参加できてハッピー。今作はグラフィックがとにかく凄いですね」、小島は「当時見ていたアニメよりもパワーアップしている。アテナがセクシー」とそれぞれ語った。

セカンドシーズンとなる今作「バトル・サンクチュアリ」では、原作での人気が高い「十二宮編」が描かれており、主人公・ペガサス星矢の前に立ちふさがるのは黄道12星座を司る12人の黄金聖闘士(ゴールドセイント)だ。そんな黄金聖闘士にちなみ、ゲストの星座にあてはまる黄金聖闘士が紹介された。

ダンディはイベントの前日1月16日が誕生日だったため、小島からお祝いの「ハッピーバースデー」の歌唱と、誕生日ギャグの「ハッピーヤ」が贈られた。山羊座は黄金聖闘士では山羊座(カプリコーン)のシュラと紹介されると、その共通点としてダンディは「見た通りで血の気が多い芸風で有名でした。毒舌を吐きまくっていた」と冗談めかしてコメント。「指先が武器ということで。お笑い界のエクスカリバー。最近は切れ味鈍いけど。ゲッツで様々な敵を倒した一発屋。指先1つで切り裂くレジェンドです」と笑いを誘った。

さそり座の小島は、黄金聖闘士では義に厚い蠍座(スコーピオン)のミロと紹介され「本名が義雄なので自分も義を重んじている」と語り、お馴染みのギャグ「おっぱっぴー」を披露しつつ、ミロの必殺技「スカーレットニードル」との共通点を表現。ミロは作中でギリシャ出身と描かれており、小島は自身の筋肉質な体と関連して「子牛を隣町に運ぶのが筋トレの始まりと言われていて、それをやっていたのが(神話の神様の)ミロだったので縁を感じている。前世でつながっている気がする」とトリビアも披露した。

続いて、聖闘士が繰り出す必殺技になぞらえて、一発屋芸人ならではの一撃必殺ならぬ“一発必笑”を持つダンディと小島がネタ披露に挑戦した。

最初は「小宇宙を燃やして10秒間で芸を繰り出せ!星矢チャレンジ」と題して、主人公・ペガサス星矢の必殺技、1秒間に100発のパンチを繰り出す「ペガサス流星拳」にちなみ「一発必笑」で隆盛(流星)を極めたとして、10秒間でどれだけの数のネタを披露できるか、で対決した。

一発屋レジェンドの両者は淡い笑いを浮かべながらも、先攻のダンディは「私の代表作を連呼したいと思います」と意気込み、「ゲッツ」を複数パターン披露し、合計6個のネタを披露。10秒を過ぎても「ゲッツ」を連発したが、カウントからは除外された。

小島は「スコーピオンでいきたい。回数を狙っていく」と対抗心を燃やし、高速の「おっぱっぴー」を23回連呼し、ダンディの記録をあっさりと更新した。

「星矢チャレンジ」は小島の勝利となるはずだったが、ダンディが「そんなんでいいの?」と不満を漏らし、再び挑戦。ゲッツポーズを、右から左、左から右へと会場を指さしながら連呼。10秒間で71回の「ゲッツ」を繰り出し、報道陣から拍手が起こる中、ダンディが圧倒的な勝利を収めた。

続く企画「最強のギャグを12個そろえろ!十二宮チャレンジ」では、同作の舞台・聖域(サンクチュアリ)に連なる十二宮とそれぞれの宮を守る黄金聖闘士たちにかけて、「最強ネタ」12個の連続披露に挑戦した。

「聖闘士星矢:Knights of the Zodiac バトル・サンクチュアリ」のイベントに参加したダンディ坂野と小島よしお=都内

ダンディは「ギャグが割とあったりなかったり。血の気の多いもんだから」と今イベントで笑いの起こったコメントをかぶせながらも、不安気な表情を浮かべた。小島は「いっぱいギャグがあるので12個は悩む。WBCの栗山監督の気持ちでやりたい」と余裕しゃくしゃく。一方のダンディは「どう12個に広めようか」と、苦悩を隠さなかった。

ダンディは「お久しブリーフ」を披露しつつ、苦しみながらも「ごぶさターン」「桃から生まれたキダタロー」「ひょうたんから駒田」などレジェンドの風格が漂う12個のギャグを展開。一方の小島は「ぴーや」「おっぱっぴー」「そんなの関係ねえ」などお馴染みのギャグを披露しつつ、5年前から温めていた勝手に説明した初披露ギャグ、「すこーぴよよよよーん」と、本作のさそり座のキャラクター“スコーピオン”になぞらえたネタを含む全12個のギャグを繰り出した。

ハチャメチャながらも、最後はダンディが「グラフィックが本当にすごい。是非見てちょんまゲッツ!」、小島が「心の小宇宙を燃やして戦う部分が自分を後押ししてくれるアニメ。ワクワクする作品なので是非見てほしい。ちゃんとみてくれないとこのニードルをぶつけちゃうぞ、おっぱっぴー」と新作をアピールし、イベントを締めくくった。

漫画、アニメ、フィギュア、ゲームなどさまざまな形で愛され続け、シリーズ累計5000万部を突破した車田正美の原作によるドコンテンツ「聖闘士星矢」。最新3DCG技術によってよみがえった「聖闘士星矢:Knights of the Zodiac」はNetflix、U-NEXT、アニメ放題、Hulu、dアニメストア、FOD、ABEMA、アニメタイムズで配信中。

「聖闘士星矢:Knights of the Zodiac バトル・サンクチュアリ」ポスタービジュアル (C)Masami Kurumada / Toei Animation
「聖闘士星矢:Knights of the Zodiac バトル・サンクチュアリ」の場面写真 (C)Masami Kurumada / Toei Animation

(よろず~ニュース編集部)

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