首相がものづくり大賞表彰 技術開発、技能継承で功績

「ものづくり日本大賞」の表彰式で、手術支援ロボットの説明を受ける岸田首相(左)=17日午後、首相官邸

 政府は17日、製造現場などでの先端技術開発や伝統技能の継承に功績のあった人材をたたえる第9回「ものづくり日本大賞」の表彰式を首相官邸で開いた。岸田文雄首相が内閣総理大臣賞を受賞した8件の代表者に賞状を手渡した。

 メディカロイド(神戸市)と川崎重工業は国産初の手術支援ロボットを開発し、地方の外科医不足など課題解決への貢献が期待されている。水資源機構と鹿島はダム建設関連の品質管理法で生産性向上を実現した。

 自動車板金や溶接といった職種で高い技能を持つトヨタ自動車や日立製作所などの関係者も表彰された。

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