
第1管区海上保安本部(小樽)は17日、オホーツク海上空で流氷を観測し、北海道紋別市の北約80キロまで南下しているのを確認した。平年並みのペースという。
1管によると、観測員2人が上空約450mから約3時間、観測。衛星利用測位システム(GPS)や方位磁石を使って位置を確認しながら、船の航行の判断材料となる氷の種類や密度、分布を地図に書き込んだり、写真を撮影したりした。
観測は船舶と流氷の衝突事故を防ぐ目的で毎年実施している。作成した資料と人工衛星のデータを合わせ、ウェブサイトで「海氷速報」として公開する。例年、12月中旬から翌年4月中旬まで情報を提供する。