「オレの言葉は絶対だぞ!」「いまは野心いっぱい」“ゴン中山”新監督ついに始動 練習で、会見で“らしさ”全開

“ゴン中山”がついに監督としてのキャリアをスタートさせました。元日本代表・中山雅史新監督率いるサッカーJ3アスルクラロ沼津が練習を公開。1月17日に行われた就任会見では「ゴン節」全開です。

<アスルクラロ沼津 中山雅史新監督>

「一つ一つね!いい加減にならないよ!」

今シーズンからアスルクラロ沼津の指揮を執るのは、クラブOBで元日本代表の中山雅史さんです。1月17日、静岡県沼津市内で行われた練習ではさっそく、中山新監督の大きな声が響き渡っていました。

<中山新監督>

「メリハリ!メリハリ!」

「切り替え早く!」

「もう一歩。もう二歩なるべく詰める!行ってるつもりで終わるなよ!」

真剣な表情を見せる一方、試合形式の練習ではこんな場面も。

<中山新監督>

「あれ、どっちが勝ってるだっけ?」

Q.それ、ペナルティじゃないですかー?

「うっせ〜ボケ!オレの言葉は絶対だぞ!(笑)」

元気いっぱいの新監督にかつて、共に戦ったこの選手は…。

<伊東輝悦選手>

「(練習は)しんどかった。時間もコンパクトでメリハリ持ってやっているので、本当に今シーズン楽しみ」

自身初めての指揮官挑戦となる中山監督。ここ数年、下位に沈むクラブの立て直しが期待される中、中山新監督が最初に選手に伝えたメッセージとは…。

<中山新監督>

「一番最上級に自分との戦いがあると思ってほしいということは伝えた。自分との戦いに勝ち、チーム内で自分のポジションと重なる選手、あるいは(レギュラーの)11人の中に入るためにどこまで自分を高めていけるのか、ここの競争があり、そして、相手との戦いがある。まずは自分の中でどれだけ強い気持ちをもってアプローチしていけるか」

そして、中山監督がめざすサッカーについては…。

<中山新監督>

「攻守一体を極限まで高めていきたい。当然、そこにはハードワークが必要になってくる。ただ、動くことのワードワークだけでなく、考えるハードワークもしてもらいたい。首脳陣が要求する当たり前を、選手が当たり前にプレーできることを目指したい」

スローガンは「結束〜熱く闘え!」。誰よりも熱い男が率いる新たなアスルクラロ沼津がここからスタートします。

<中山新監督>

「いまは野心いっぱい。自信が過信にならず、慢心を持つことなく、指導したい。全身全霊を込めて、勝利に向かっていく。静岡県東部のシンボルになれるように熱い戦いをグラウンドの上で展開したい」

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