立民・中谷氏の「マタハラはなかった」 党本部が審議結果を決定 横浜市議が市長選での活動強要を主張

常任幹事会後に会見する立憲民主党の岡田幹事長=17日午後、国会内

 立憲民主党は17日の常任幹事会で、横浜市議の大野知意氏(同市港北区)が地元の総支部長を務める中谷一馬氏(衆院比例南関東)らから「マタニティーハラスメントを受けた」として調査を申し立てていたことについて、「ハラスメントはなかった」とする審議結果を決定した。

 大野氏は昨年5月、ハラスメント対策委員会に調査を申し立て、妊娠9カ月だった2021年7月に中谷氏から市長選の選挙活動を強要されたなどと主張。出産間もない大野氏の「活動量が足りない」として総支部が統一地方選の公認申請を県連に上申しないと決めたことは「ハラスメントに該当する」と訴えていた。

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