【2/1〜、兵庫県姫路市】姫路城御城印の新デザイン版が販売開始

2月1日(水)より、姫路城内売店において姫路城の新作御城印が発売されます。
今年は姫路城世界遺産登録30周年イヤーということで、姫路市民の方にもなじみの深い池田家の家紋「揚羽蝶」がデザインされています。

販売開始日:
2023年2月1日(水)

販売価格:
300円(税込)

販売場所:
姫路城内売店

姫路観光コンベンションビューローからコメントをいただけたのでご紹介します。

姫路観光コンベンションビューローからのメッセージ

令和5年度、姫路城を世界遺産登録30周年の記念イヤーとなります。そこでこの度の御城印は現在の姫路城の基礎を築いた池田家の家紋をモチーフに作成いたしました。また、姫路城に関わる歴史はもちろんのこと今回は漆喰や石垣などをモチーフにデザインすることで今日まで姫路城を守り繋いできた技術や築城当時の最高峰の技術にも目を向けてもらえたらと思っております。よろしくお願いいたします。

■家紋(中央に配置)について
揚羽蝶
関ヶ原の戦いの後に池田輝政公が入城。揚羽蝶の紋様は、現在の姫路城の連立式天守を作り上げた池田家の家紋です。池田家の御殿があった備前丸より出土した四半瓦にあった揚羽蝶の模様を抽出し、配しています。

■文字について
「國寶姫路城」の文字は菱の門の鏡柱にかかる木の看板の文字を抽出し、配しています。この看板は昭和の初期に姫路城が国宝保存法により国宝に指定された際に掲げられたと言われています。

■デザインについて
クリアトナーによる印刷で光の当たり具合によりデザインが浮かび上がるようになっています。
・左上に配したデザインは、大天守を飾る懸魚の一つを元に作成しています。大天守の建築美は破風の巧みな配置がアクセントになっています。懸魚はその破風の中央先端に垂れ下がるもので棟木の先端を隠す桁隠しともいわれました。デザインの元になった「三花蕪懸魚」は、大天守の東側に見える大きな三角の屋根(入母屋破風)の真ん中にあります。平滑な壁面と異なり、懸魚には細かな模様が彫られていますが、その細部にまで白漆喰が塗られて全体が真っ白な姿になっています。ここに築城当時から引き継がれる左官職人の漆喰塗技術を垣間見ることができます。

© 攻城団合同会社