ザ・ローリング・ストーンズ、『ワイルド・ホース』のライブバージョンを公開

ザ・ローリング・ストーンズがライブアルバム『GRRR ライブ!』から『ワイルド・ホース』のライブバージョンを公開している。1971年のアルバム『スティッキー・フィンガーズ』収録の同曲は、当初レコーディングするか決めかねていた同バンドの前に、米ロックバンド、フライング・ブリトー・ブラザーズの曲としてリリースされていた。

そんな同曲を2018年のロンドン・スタジアム公演でフローレンス・ウェルチを迎えてステージ披露、観客から大歓声を浴びていた。ちなみに同曲のレコーディングに関してギタリストのキース・リチャーズは以前こう話していた。「ミックと俺の昔ながらの共同作業といえばこの曲さ。俺がリフとコーラスラインを作って、ミックが詞を付ける。『サティスファクション』と同じで、『ワイルド・ホース』はこの場所にいたくない、自分の望む場所から遠く離れていることを歌った曲さ」

一方今回のライブバージョンは2012年の50周年を記念するツアーのもので、12月15日にニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターでのライブを録音したものだ。

今回『GRRR ライブ!』のために編集、リミックスされた同ツアーはブルース・スプリングスティーンが『ダイスをころがせ』、レディー・ガガが『ギミー・シェルター』で参加、他にもブラック・キーズ、ゲイリー・クラーク・ジュニア、ジョン・メイヤー、ミック・テイラーらがステージに登場、華を添えていた。

同コンサート自体は2012年に有料公開されたものの、これまで正式なリリースはなく来月10日、アナログ盤、2枚組CD、ブルーレイやDVD付きなど様々バージョンでマーキュリー・スタジオから解禁となる。

更にブルーレイとDVDのバージョンには12月13日に同じくニューアークで開催されたライブからジョン・メイヤー参加の『リスペクタブル』、『ギミー・シェルター』『アラウンド・アンド・アラウンド』のボーナストラック3曲が収録予定だ。

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