新潟海保の巡視船、座礁し浸水 乗組員33人、けが人なし

新潟県柏崎市の椎谷鼻灯台付近の海上で座礁した、新潟海上保安部所属の巡視船「えちご」=18日午前10時42分

 18日午前6時半ごろ、新潟県柏崎市の椎谷鼻灯台から北西約1.1キロの日本海の海上で、新潟海上保安部所属の巡視船「えちご」(約3100トン、前田直喜船長)が浅瀬に乗り上げた。乗組員33人にけがはない。船には浸水があり、周囲に油が流れ出しているが、沈没するような危険はないとしている。

 乗組員は全員船内に残っており、同保安部が連絡を取っているという。他の巡視船も現場に向かい、詳しい状況を調べている。

 同保安部によると、座礁直後に乗員から通報があった。えちごは全長約105メートルで、同保安部の巡視船では最大。当時、天候は雨で、風速は約11メートルとやや強かった。

新潟県柏崎市沖の浅瀬に乗り上げた巡視船「えちご」=18日午前10時43分(共同通信社機から)

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