岡田沖縄相「自衛隊の方々に『ご苦労さま』伝えたい」所管外の与那国駐屯地視察へ きょう「政務」で訪問

 【東京】岡田直樹沖縄担当相は17日の閣議後会見で、18日に陸上自衛隊与那国駐屯地を視察する意向を示した。岡田氏は「政治家個人として与那国駐屯地を訪れたい」として沖縄担当相の公務ではなく、政務日程で訪問するとしている。

 岡田氏は、17~19日の日程で石垣、与那国、宮古各島を訪問。製糖工場やIT事業支援センターなど沖縄振興の現場での取り組みや下地島空港などインフラ整備の状況を確認する。18日の与那国駐屯地訪問は、大臣就任以来3度目となる視察の合間に行うとしている。

 岡田氏は、同駐屯地訪問の目的について「日本最西端の離島で、日々務めを果たしておられる自衛隊員の方々に『ご苦労さま』とねぎらいの言葉を伝えたいと考え、政務として一政治家の立場で伺いたい」と述べた。

 記者団から政務と公務を区別した意図について問われ、同駐屯地が「防衛省、自衛隊の所管だ」とし、所管外であることを理由に挙げた。

 (安里洋輔)

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