那覇の陸自ヘリ、部品落下か アルミ製0.9グラム 津堅島の災害訓練中 沖縄

 陸上自衛隊那覇駐屯地に所属する第15旅団は17日、CH47JA輸送ヘリが那覇と津堅島の間を飛行中にアルミ製部品(約0.9グラム)が落下した可能性があると発表した。当該ヘリは津堅島でうるま市主催の災害対応訓練に参加していた。
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 ヘリは17日午後2時55分ごろ、那覇飛行場(那覇空港)を離陸し、津堅島で災害対応訓練に参加し、午後3時50分ごろに那覇へ戻った。機体を点検していた午後4時半ごろ、部品の一部が欠けていることが判明した。  
 欠損していたのは左エンジン下部のパネルを留める部品で、直径約6ミリ、厚さ1ミリ、重量約0.9グラム。陸自によると現時点で被害は確認されていない。陸自は部品がなくなっていることを確認した後、関係自治体に連絡した。  
(明真南斗)
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