日本学生野球協会の優秀選手に 柿本前主将(海星高)「大学でもチーム引っ張る」

県高野連の山口会長(右)から記念の盾を受ける柿本前主将=海星高

 昨夏の全国高校野球選手権(甲子園)で3回戦まで進んだ海星高野球部3年の柿本彩人前主将が、日本学生野球協会の本年度優秀選手(大学26人、高校46人)に選ばれた。長崎市の同校で16日、表彰伝達式が行われ、春に大学進学してプレーを続ける柿本前主将は「伝統校で主将を務め、甲子園に出場した経験を生かし、大学でもチームを引っ張りたい」と決意を述べた。
 伝達式で県高野連の山口千樹会長から記念の盾を受けた柿本前主将は、好打の外野手で主に代打の切り札として活躍。昨夏の長崎大会決勝の創成館戦で、九回に試合を決定づける2点三塁打を放つなど勝負強さを見せ、持ち前のリーダーシップでチームをまとめた。
 3年間の一番の思い出を「(2年秋の)九州大会であと一歩届かなかった甲子園を、次の夏につかみ取れたこと」と振り返った18歳。入学時からコロナ禍にも苦しめられたが「加藤先生をはじめ、指導者、保護者の方々に感謝してやり遂げられた」と充実した表情を浮かべた。


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