「ドラフトキング」主人公・郷原眼⼒役はムロツヨシ

ムロツヨシが、WOWOWで4月8日に放送・配信がスタートする連続ドラマW-30「ドラフトキング」(土曜午後10:00)で主演を務めることが分かった。

「ドラフトキング」は、「ベー革」「野球部に花束を」をはじめ、数々の人気作品を生み出してきた野球漫画の名手・クロマツテツロウ氏による、プロ野球チームのすご腕スカウトを主人公とした物語。ムロは、プロ野球チーム「横浜ベイゴールズ」のすご腕スカウト・郷原眼⼒(ごうはらオーラ)を演じる。

郷原は、独善的で毒舌家だが、自他共に認めるすご腕スカウト。中学・高校・大学から社会人野球に至るまで、くまなく眼を光らせ、才能をかぎ分け、選び取り、他球団を出し抜き、隠れた才能を獲得するために、1年中日本全国を飛び回っている。

郷原をはじめとするスカウト部メンバーが目指すのは“ドラフトキング”の獲得。ドラフトキングとは、その年のドラフトで選ばれた選手の中のNo.1を指す⾔葉だ。各球団がこぞって注目する即戦⼒級の選手はもちろんのこと、スカウトの腕の⾒せどころは、何といっても下位指名選手。数々の隠れた原石を⾒いだし、ドラフトキングを生み出すことがスカウトの真骨頂ともいえる。

ムロは、郷原の特徴的な髪形や表情など細部にまでこだわり抜き、まるで漫画からそのまま出てきたような圧巻の再現度で、郷原役に挑む。出演にあたり、「まさかの歓喜でした。ここ数年、いろんな漫画を読みあさっておりました。そこでふと読み始めた『ドラフトキング』。一気に11巻読み切った次の日、昼飯の中華料理店でマネジャーさんに『この漫画の映像化などがあったならば! ぜひいっちょかみさせてください』と言うと、マネジャーさんは言いました。『え、3日前にオファー来ました』」と奇縁を明かす。

続けて、ムロが「えー!!! やるやる!!! なんの役?」と聞くと、「いや、主役です…」と言われたそうで、「おい! いっちょかみじゃなくて、全かみじゃないか! やるやるやるやるやるやるやる」と快諾。「歓喜の中華料理店でのショウガ焼き定食でした。美味でした」とオファーを大いに喜んでいる。

原作のキャラクターの魅力については、「完全なるプロフェッショナルなる男。人として欠けていると思えるところが、最大のプロの厳しさと選手愛に満ちた男。尊敬が止まらない男です」と列挙し、放送に向けて「日本プロ野球のドラフト制度を通した人間ドラマ。プロのアスリートになるとは? 野球に興味がなくても、必ずや感動と悲喜こもごもなるドラマです。どうか期待して見てください。原作のリスペクトを忘れず映像化したこのドラマを、ぜひ皆さんにお届けします」とアピールしている。

原作者のクロマツ氏は、そんなムロに関して、「コメディーとシリアスを縦横無尽に表現される素晴らしい役者さんという印象です。おじさんってこんなにカッコいいんだぜ!と見せつけてほしいです(笑)」とエールを送り、「『野球って面白い』『プロ野球選手ってマジすげぇ』。見わった後、野球好きも、そうでない人も、丸っとみんなで共有できたなら、幸せっす」とメッセージを寄せている。

そして、徹底的にこだわり抜いた野球シーンの描写も見どころ。監督の山本透氏が「スカウトマンたちの目に⽌まる⼀流選⼿たちのプレーを撮るために、オーディションから本番まで、俳優・スタッフが⼀丸となって、とことんこだわり続けました」と力を込め、クロマツ氏も「撮影現場を拝見させていただいて、⼀番驚いたのは野球シーンのリアルさ」と話すなど、期待が高まる。

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