大工人口=10年で10万人減少、国勢調査、高齢化とひとり親方化進む

大工の減少、高齢化が加速している。5年ごとに実施される国勢調査で、10年で10万人以上減った。また大工人口自体が減少している中、65歳以上に占める大工の割合は増した。正規雇用の大工は10万人を下回り、一人親方の割合は拡大した。

総務省が12月27日に公表した国勢調査の抽出詳細集計によると、最新の2020年の職業分類「大工」の人口は29万7900人だった。前回調査の2015年の35万3980人から15・8%減少していた。10年の調査結果である40万2120人と比べると25・9%減。10万4220人減ったことになる。

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