釣り用品「mazume」福井IC近くにオフィス完成 オレンジブルー、地元雇用促進し製品開発に力

オレンジブルーが本社機能移転のため新設した「福井オフィス兼ロジスティックスセンター」=1月17日、福井県福井市荒木新保町

 釣り用品の企画・販売を手掛けるオレンジブルー(本社東京、竹井英一社長)が本社機能移転のため福井県福井市荒木新保町に建設を進めていた「福井オフィス兼ロジスティックスセンター」が完成し1月17日、竣工式が行われた。地元雇用を促進し、製品開発に力を入れていく。

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 同社は「mazume(マズメ)」などのブランド名で、レインスーツやライフジャケットといったフィッシングウエアを中心に全国の小売店に出荷したり、電子商取引(EC)で販売したりしている。

 2階建てのオフィスは事務所と物流倉庫、製品修理を行うアフターケアセンターが一体となっており、延べ床面積約1600平方メートル。福井インターチェンジに近い利点を生かしながら、アウトドアブームで好調な受注に対応する。

 事務所には社員が休憩や仕事に活用できるカフェスペースも設置。働きやすい環境や体制を整備し、女性や若い世代の雇用に力を入れていく。オフィス新設に合わせ、地元で新たに3人を雇用した。

 式典には関係者ら約40人が出席。竹井社長は「海、川、山が豊かな福井は製品開発する上でこれ以上ない場所。地域密着で発展していきたい」と話していた。

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