118番の日に合わせ海難訓練 3管、適正利用も呼びかけ

報道公開された、第3管区海上保安本部の「特殊救難隊」の隊員らによる人命救助訓練=18日午前、横浜市

 第3管区海上保安本部(横浜)は18日、海の事件事故を通報する「118番」の日に合わせ、海難救助のスペシャリスト集団「特殊救難隊」の隊員らによる人命救助訓練を報道陣に公開した。3管は、間違い電話などが相次いでいるとして、118番の適正な利用も呼びかけている。

 訓練は、横浜市の岸壁付近に係留された巡視船であった。火災が起きたと想定。ゴムボートからはしごで乗り移り、煙が充満する中、被災者を船外に救出する手順を確認した。

 海上保安庁によると、2022年にあった118番は約39万件。うち98%が無言や間違い電話などだった。

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