
18日の東京外国為替市場の円相場は、日銀が大規模な金融緩和策の維持を決めたことでドルに対して円が急落、一時1ドル=131円台を付けた。日銀の政策修正に伴い日米金利差が縮小するとの見方が後退し、前日比で2円以上円安ドル高が進んだ。東京株式市場の日経平均株価(225種)は輸出企業の業績改善期待からほぼ全面高の展開で、終値は前日比652円44銭高の2万6791円12銭と、今年の最高値を付けた。
国債市場では金利が乱高下した。新発10年債の利回りは朝方、日銀の上限を4営業日連続で超え、一時0.510%を付けた。正午前に0.360%まで急低下する場面もあった。