老舗コーヒー会社の3代目が営む「ミマツコーヒー本店」至福のコーヒーと粗挽きそば粉のガレットを味わう【福岡市東区香椎駅前】

福岡市東区の中心地であり、福岡市の副都心にも位置付けられる街・香椎。香椎宮など古い歴史を持つ一方で、香椎駅や隣接する千早駅界隈はここ数年の間に一気に再開発が進み、新しい街として日々変貌を遂げています。 今回は、そんな香椎・千早エリアに点在する個性派カフェやコーヒーショップをご紹介いたします。

JR香椎駅からわずか徒歩2分の「ミマツコーヒー本店」

場所はJR香椎駅を出て右方面に進むと、すぐにグレーのビルが見えます。そのビルの1階が「ミマツコーヒー本店」。
なんと駅からわずか徒歩2分。早足で歩いたら徒歩1分で到着します!まさに駅チカカフェ!

コンクリート打ちっぱなしのクールでソリッドな内装。一枚板の重厚なカウンターには、背の高いスツールが並びます。カフェというよりまるでバーのような雰囲気です。

天井を見上げると吹き抜け構造になっており、店内からも三角屋根の形がハッキリわかります。奥行きが長いことも相まって、かなり開放的な印象です。

オーナーは老舗コーヒー会社の3代目。国内有数の資格を持つ「コーヒー界のスペシャリスト」。

入り口右手にある物販コーナー。広い壁面を覆い尽くすかのように、様々な産地のコーヒー豆が並んでいます。
コーヒー豆は100gで600円、200gで1,000円。それ以降は100gにつき500円アップのわかりやすい料金体系。
特製のコーヒーチャートもあるので、自分好みの味を探してみましょう。

柱には認定証や賞状がズラリ。これらは全てオーナーの雲田将央さんが取得したもの。
雲田さんは「SCAAカッピングジャッジ(世界的に権威のあるアメリカスペシャルティコーヒー協会の審査員)」「Qグレーダー(国内で数少ないコーヒー鑑定士)」といった、国内でも有数の資格を持っている、まさに日本のコーヒー界のスペシャリストなのです!

お店に隣接する「美松珈琲貿易株式会社」。創業は戦後間もない1946年(昭和21年)。福岡を代表する老舗コーヒー卸の会社です。一角にはスイス・ビューラー社製の20kg半熱風式焙煎機が据えられており、ここで日々コーヒーが焙煎されています。
現在の社長は二代目の雲田光信さん(写真左奥)。将央さんのお父様です。

開放的な空間で味わう至福のコーヒーと、粗挽きそば粉にこだわったガレット。

こちらが「ミマツコーヒー本店」オーナーの雲田将央さん。
美松珈琲貿易株式会社の取締役をはじめ、全日本コーヒー商工組合連合会副会長、西日本コーヒー商工組合理事長、さらにカフェ専門学校の講師まで、実に多彩な肩書きをお持ちの方です。

そんな雲田さんにカフェラテ(500円)を入れていただきました。鮮やかなブルーのカップにリーフのラテアートが美しい一品。コーヒーのスペシャリストが淹れてくれただけに、もちろん味も格別でございました!
ちなみにカフェラテはお好みのフレーバーシロップが追加できます。その数なんと20種類!

そしてこちらは看板メニューのガレット。その特長は「粗挽きのそば粉を100%使用している」という点。
粗挽きを使う理由としては、普通のそば粉より粗挽きの方がそばの味をしっかり感じられるからなんだそうです。
3種類のガレットの中から、この日は「モッツアレラとトマトバジルのイタリアンガレット」をチョイスしてみました。バジルの量がすごいです!

フォークとナイフで生地をカットして、くるくるっと巻いて、バジルとたまごの黄身と一緒にいただきます。そば感あふれるガレットに、バジルとチーズ、たまごの黄身がぴったりマッチ。なかなかのサイズでしたがペロリといただきました。
ガレットは毎日15:00までのランチメニューとしてオーダーでき、お値段はコーヒー付きで1,100円。
ちなみにランチは他にも7種類のプレートランチ(同1,100円)、5種類のパスタランチ(同1,000円)、3種類のクレープセット(同1,000円)と充実しています。

駅チカでアクセスも抜群な上、夜10時まで営業しているので、夜中にコーヒーを飲みたくなった時にふらっと行けるのもポイント高し。
客層は老若男女様々で、地元のラグビー選手やサッカー選手も良く来店されるそうですよ。
コーヒースペシャリストのカフェで、至福のコーヒーと美味しいガレットをどうぞお楽しみあれ。

ミマツコーヒー本店

住所:福岡市東区香椎駅前1-14-19 浜男ビル1F
営業時間:10:00〜22:00
電話番号:092-410-2393
定休日:不定休
Instagram:https://www.instagram.com/mimatsucoffee/

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