メタバース上の模倣品を規制 政府、関連改正法案を国会提出へ

 政府が通常国会に提出する不正競争防止法改正案の概要が18日、分かった。模倣品の規制範囲を実体のある物から広げ、インターネット上の仮想空間「メタバース」で販売されるデジタルの模倣品も禁止することが柱。デザイナーなどの氏名を含む商標を登録しやすくする商標法改正案などと合わせ、知的財産関連の6本の改正案をまとめて提出する。

 メタバースの空間では「アバター」と呼ばれる自身の分身を使って世界中の人と交流したり、サービスを体験したりできる。一方で、アバターに着せる衣服や小物などで有名ブランドのデザインや形を勝手に使った模倣品が販売される恐れが指摘されていた。

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