事件や事故が起きたら110番通報、火事や救急のときは119番通報は、ご存じですよね。では、118番は? こちらも「いざ!」というときに大切な番号なんです。きょうは、1月18日。118番通報について正しく知ってもらおうと、PR活動が各地で行われました。
こちらは、去年8月、広島市の似島の沖合で小型クルーズ船が炎上した事故です。乗員・乗客16人は無事でした。このときは、118番通報を受け、船で駆けつけました。
最近では、海上自衛隊の護衛艦「いなづま」が瀬戸内海で航行不能となった事故を受け、捜査をしています。
海の上での緊急事態に対応するのが、海の警察や救急隊ともいえる「海上保安庁」です。
「きょうは118番の日なんですけど、何の番号か、わかりますか?」
きょう1月18日は、「118番の日」。海上保安庁が、各地でPR活動を行っています。
118番は、海での事件や事故に対応する緊急通報番号で、2000年から全国で運用が始まりました。
ただ、110番や119番ほどは、なじみがないようで…。
街の人たち
「こういうものもあるんだなと思いました」
「番号は微妙に知っていました。なんですけど、じゃっかん間違えて覚えていた。118が正しいとわかりました」
関心をもってもらおうと、PRのためのチラシにはカープの秋山翔吾 選手を起用しています。
第6管区海上保安本部 総務課 上原晋 課長補佐
「まだまだ認知度が低いかなと思っておりますので、このような活動を続けることで海上保安庁の緊急通報用の電話番号を覚えていただきたいと思います」
街の人たち
「いざとなれば、118番通報しないといけないと思いました」
一方で、110番などと同様、呼びかけられたのが、118番通報の「適正な利用」です。
第6管区海上保安本部によりますと、去年1年間の118番通報は、およそ2万件ありましたが、そのうち96パーセントが間違い電話・無言電話や急を要さないものだったということです。