特区政府は１月１３日、新型コロナウイルス感染症（ＣＯＶＩＤ―１９）ＰＣＲ検査結果の判定基準の調整を発表した。同日の香港メディアによると、１６日からＰＣＲ検査結果は臨床診断用途とする場合を除き増幅サイクル（Ｃｔ値）３５以上で新型コロナウイルスが検出されても一律陰性とみなすこととなる。政府は新型コロナ流行状況とＰＣＲ検査結果のＣｔ値３５以上のケースは伝染性が極めて低いことを考慮し、衛生署衛生防護中心がリスクを検討した後、１６日からＣｔ値３５以上では感染ケースとはみなさないことを決定した。このため該当者には隔離令を適用せず、在宅隔離も不要、コミュニティー隔離施設への入居も手配しないこととなる。政府報道官はこれにより全体的な社会のさらなる正常化に有利になると述べた。
