人為的ミスの可能性指摘 巡視船座礁で新潟海保部長

新潟県柏崎市沖の浅瀬に乗り上げた巡視船「えちご」=18日午後0時42分(共同通信社機から)

 新潟県柏崎市沖で新潟海上保安部の巡視船「えちご」(3100トン、前田直喜船長)が座礁した事故で、新潟海保の小野雄介部長は18日午後、記者会見し、一般論とした上で「浅瀬に近づく場合には水深や自船の位置を確認する必要があるが、怠っていたのではないか」と述べ、人為的なミスの可能性を指摘した。

 海上保安庁の石井昌平長官は会見で、巡視船の座礁を謝罪。第9管区海上保安本部(新潟)は業務上過失往来危険容疑で捜査を始めた。

 新潟海保によると、船は自力航行ができない状態で、港へのえい航など今後の対応を検討している。

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