米、12月卸売物価6.2%上昇 1年9カ月ぶり低水準

米ワシントンにある連邦準備制度理事会(FRB)本部

 【ワシントン共同】米労働省が18日発表した2022年12月の卸売物価指数は、モノとサービスを合わせた総合指数が前年同月より6.2%上がった。上昇率は21年3月以来1年9カ月ぶりの低水準。市場予想6.8%を下回った。縮小は6カ月連続。22年11月(改定後)は7.3%上がっていた。

 物価上昇率の鈍化が続いているのを背景に、米連邦準備制度理事会(FRB)は今月31日からの次回連邦公開市場委員会(FOMC)で決める政策金利引き上げ幅を0.25%とし、前回の0.5%から縮小するとの見方が強まっている。

 12月のモノの価格は前年同月より8.0%上昇した。

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