宮崎県内ウナギ稚魚不漁深刻、養鰻業にも影響恐れ

シラスウナギの漁解禁から2匹(写真下)しか取れていないと語る白潟治組合長。漁期上旬では例年にない不漁が続き頭を抱える=18日午後、宮崎市港1丁目の宮崎内水面漁協

 宮崎県内でシラスウナギ(ウナギの稚魚)の採捕許可者数が最多の宮崎内水面漁協(宮崎市、白潟治組合長)で、先月11日の解禁から不漁が続いている。今月16日現在の採捕量は732グラムで、通期で過去最低だった2018年度(12月2日解禁)の1割強にとどまる。県内や国内の他の産地も同じ傾向で、関係者は「このままでは(生産量全国3位の)県内養鰻業への影響も避けられない」と危機感を募らせている。県内の本年度の漁期は3月25日まで。

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