沖縄県立八重山病院の診療制限、27日まで延長 コロナ、沖縄県全体で706人感染(1月19日朝まとめ)

 沖縄県は18日、新たに706人が新型コロナウイルスに感染したと公表した。入院患者は295人で病床使用率は43.8%。非コロナの一般病床使用率は96.1%でほぼ満床状態が続いている。17日から診療を制限している県立八重山病院は、20日まで予定だった制限を27日まで延期すると発表した。
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 新規感染者は前週比で1141人(61.8%)減った。年代別の内訳は40代が107人で最多、30代が103人、10歳未満が87人、20代が85人で続く。圏域別病床使用率は本島が44.9%、宮古が18.2%、八重山が72.2%となっている。
 八重山病院は引き続き、不急な検査や手術、入院を延期し、診療は電話を中心に行う。県衛生環境研究所のゲノム解析では、オミクロンの亜系統が9種類検出され、「BA・5.1・27」が初確認された。
 インフルの入院者数は、県内の27重点医療機関で18日午前11時時点で38人(中等症14人、軽症24人)となっている。
 県は医療機関への負荷が高い状況が続いているとして、緊急でない場合は救急利用を控えることなどを呼び掛けた。
(金良孝矢)
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