インディNXTへの参戦を決めたチャドウィックがウイリアムズ・ドライバー・アカデミーに残留「F1への夢を持ち続ける」

 ウイリアムズ・レーシングは、ジェイミー・チャドウィックが2023年もチームのドライバー・アカデミーにとどまることを発表した。

 女性のみが参加するレーシングシリーズWシリーズで、2019年、2021年、2022年に3回タイトルを獲得したチャドウィックは、今年、インディNXT byファイアストンにアンドレッティ・オートスポートから参加することが決まっている。

 チャドウィックは、2019年にウイリアムズ・ドライバー・アカデミーのメンバーとなった。2023年も、自身がドライバーとして成長し、チームのレースへの準備に貴重なサポートを提供するために最適化されたシミュレータープログラムでの作業に取り組む。

2019年、2021年、2022年Wシリーズチャンピオンのジェイミー・チャドウィック

「ウイリアムズとの関係を継続できるのは素晴らしいことです」とチャドウィックは、1月18日の発表に際してコメントした。

「私は2019年から彼らのサポートを受けています。このチームでの仕事に没頭し、F1の夢を持ち続ける機会を得るのは、とても重要なことです。私たちが一緒に何を達成できるのかを見るのを楽しみにしています」

ウイリアムズF1の開発ドライバーを務めるジェイミー・チャドウィック

 ウイリアムズ・レーシングのスポーティングディレクター、スベン・スミーツは、「ジェイミーがウイリアムズ・レーシングのドライバー・アカデミーにおいて中核を担い続けることを、とても喜んでいる」と語った。

「彼女は非常に才能のあるドライバーであり、モータースポーツ界での次世代の女性たちを鼓舞する重要なロールモデルでもある。インディNXTで新たな挑戦をする2023年、彼女のサポートをすることを楽しみにしている」

 ウイリアムズは最近、ドライバー・アカデミーにアルゼンチン出身のフランコ・コラピントが加わることを明らかにした。19歳のコラピントは、昨年から引き続きFIA F3に参戦することが決まっている。

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