養殖ワカメのボイル作業が進む 三陸ワカメとして全国に出荷 宮城・気仙沼市

宮城県気仙沼市で養殖ワカメの収穫が始まり、ボイル作業が進められています。

気仙沼市の杉ノ下漁港の作業場では、19日朝に収穫されたばかりのワカメを、長期保存できる塩蔵ワカメに加工する作業が行われています。

メカブと葉の部分に切り分けたワカメを90℃以上の海水にくぐらせると、色鮮やかな緑色に変わります。

1分程ゆでた後、長期保存できるよう塩漬けにします。

今シーズンはワカメの成長期となる12月下旬に海が適度に荒れたため生育も順調で、品質の良いワカメに育っているということです。

ワカメ生産者藤田純一「年末がずっと海が荒れてて水がかくはんしたので、栄養が混ざったのかなという感じですね。品質も例年通り良いワカメが育っています」

段ボールなどの資材や燃料などの価格が上がっているため、例年よりコストが2割から3割上がっているということです。

ワカメは2月21日に初入札が行われる予定で、三陸ワカメとして全国に出荷されます。

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