5年ぶりのAクラス復帰、さらには優勝を目指し、19日、広島カープの 新井貴浩 監督が高野山(和歌山)で厄難を焼き尽くすという護摩行に挑みました。
最高気温4℃と冷え込む和歌山県は高野山。新井監督は、今回も表面温度300℃ともいわれる激しい炎と向き合いました。
選手時代・解説者時代を通じて長年続ける護摩行は、新井監督が大切にしてきた「精神修行」の一環です。
開始から1時間あまり経つと、護摩木をくべるスピードは一気に増し、激しく立ち上る炎は高さ3メートル近くに達します。
そこで、新井監督は、「広島優勝、心願成就」と絶叫。およそ5分間にわたって無心に唱え続け、修行はクライマックスへ。苦悶の表情です。
1時間半あまりで護摩行は終了。汗びっしょりの新井監督は、赤くはれた顔で報道陣の前に姿を現しました。
広島カープ 新井貴浩 監督
「何回やっても苦しい行だし、心がぐっと引きしまる思いです」
― 「広島優勝、心願成就」と絶叫されていました。
「はい。優勝するために、日本一になるために護摩行をやらせてもらったし、あとは選手全員が元気でグラウンドを暴れまわれるようにお祈りしてきました」
池口恵観 大僧正
「どうしても優勝してもらわないといけないと思っていますので、真剣にわたしもお祈りしますし、がんばってもらいたい」
新井貴浩 監督
「その日その日にできる精いっぱいのことの積み重ねだと思いますので、一日一日を大切にして、カープのため、選手のために心と体をフル回転して、がんばっていきたい」