建設中の川崎市役所新本庁舎(川崎区)で昨年10月に発生した火災を巡り、工事を受注した大成建設横浜支店の担当者らが19日、同市役所で会見を行い、「弊社の管理不足と感じている。再発防止に注力し、品質を確保したい」と述べた。工期に影響はなく6月中旬の完成を目指すという。
火災は、新本庁舎24階部分(床面積約1748平方メートル)で発生。2次下請け業者の作業員が天井の鋼板をガスバーナーで切断した際、鋼板の上にあった断熱材が燃え、天井や壁など152平方メートルを焼いた。その後の市の調査で、本来は切断する必要のない箇所だったことが判明した。